家庭教育支援協会
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人と人とが本当に仲よくなる方法

 色々な場面で『挨拶やコミュニケーションは大切』とよく聞きますが、皆様はどのようにお考えでしょうか。

 

 『その通りと思う。』と仰る方は少なくないのではないでしょうか。私も挨拶やコミュニケーションは大切と思います。そして、その一方で、挨拶やコミュニケーションは『目的』ではなく『手段』と捉えており、何のための挨拶やコミュニケーションなのかを考え、ときには当たり前過ぎて普段では話題にもなりにくいこれ等のテーマについて、意見交換してみるのもよいと考えております。

 

 尾形家の家庭教育内容項目の1つとして、我が家のこどもたちへは、挨拶やコミュニケーションの目的は『相手によい気持ちを抱いていただくための手段の1つ』や『相手と本当に仲よくするための方法の1つ』と話しています。

 

 5年前から所属させていただいている全国道徳特別活動研究会の道徳を語る会月例会で『中心発問』について考えることの重要性について学ばせていただいたことから、家庭教育の中で応用実践してみようと考えていたある日に思い立って、今年度小学校6年生の娘に『相手と本当に仲よくなる方法には何があると思いますか。』と発問してみたところ、重要と思う順番で下の 銑イ鯏えてくれました。とっても素晴らしいと思いました。

 

 その後、ご友人の皆様へ『相手と本当に仲よくなるには何をするとよいでしょうか。』とお伺いして、より多くのアイデアをいただき、その一般性や有効性を高めていきたいと考えるようになり、先日にお会いさせていただいた方々へお伺いすると、下のΑ銑のご意見をいただき、それらもとてもよい方法と思いました。

 

(挨拶とコミュニケーションも加えて箇条書きにまとめると次の通りとなりました。)

 

〜蠎蠅鮖廚い笋

∩蠎蠅鮗分よりゆう先(優先)する

M達を沢山つくる

ち蠎蠅箸い辰僂ぐ譴靴(一緒)に過ごす

チ蠎蠅鬚茲知る

Σ爾量樵阿埜討啣颪

本心で話し合う

┘好ンシップ(握手やハイタッチなど)をする

FacebookメッセンジャーやLINEし合う

アイコンタクトする

自分から進んで挨拶する

コミュニケーションをはかる

(今後に追加予定)

 

 今後も国内のみならず海外のより多くの方にお伺いしたり、調べたりして、一般性や有効性を高めつつ、この方法を実践して広めていき、もっともっと多くの皆様がお互いに仲よくなって、『生まれてきて本当によかった(*´ー`*)。』と思える、よりよい社会や世界をつくっていけますと本当に嬉しい限りです。

2019513

家庭教育支援協会理事

尾形有三


二川論文要約「ケアの社会」を読んで思ったこと

 ゴリラやサルの赤ちゃんは生まれるとすぐに母親の体毛にしがみつき、腕の中で大人しくしています。一方、人間の赤ちゃんは自分で母親に抱きついたり乳首を探したりすることさえできません。2坩焚爾農犬泙譴襯乾螢蕕鉾罎戞■貝堊宛紊罰蔽覆暴鼎生まれます。1年で脳を成人の90%以上に成長させるため、体脂肪率はゴリラの5倍ほどもあります。

 原始時代の祖先にとっては、そんな赤ちゃんを母親がいつも腕に抱いて育てることは不可能です。身体的成長も遅く、大声で泣く赤ちゃんを安全に育てるために、肉食獣に見つからない場所を選び、人々が緊密に協力する必要があった筈です。つまり『人間の赤ちゃんは生まれつき、共同で育てられるようにできている』のです。そしておそらく、人類は協力的で共生できた集団だけが生き残ったのだろうと考えます。

 このような、血縁関係の濃淡に依らない集団生活を可能にしたのは、他の原始人類には見られない、大脳の前頭葉・頭頂葉の発達にあります。これにより獲得した社会的関係性や情報共有能力の高さは、遺伝子として現代人に受け継がれました。

 近年、多くの学者による0歳〜5歳児を対象にした研究実験では、『外的な動機づけではなく、男女の別なく殆どの子どもたちが本能的に、わかちあい、慰め、協力、支援の行為を行っている』と報告しています。人間の慈悲や道徳観が生まれつきのものであると言う実験報告もなされています。要は『人間は生まれながらにして協力し合う特性(支援行動)を持つ』と言うことです。

 これまでの経済成長モデルが通用しなくなりつつある現在、仕事や教育も競争から共創へと変化を見せている。IT技術の進歩により働き方の自由度が増す中、男女の役割や人間の序列を固定化する従来のシステムはポストモダンとしては有効とは言えない。互いに協力し合い助け合うことが一層求められることでしょう。

 共同体で暮らした現代人の祖先は、子どもから老人までそれぞれの役割を認識し、助け合い協力し合うことで喜びを感じ、進化を遂げてきました。それは家族同士の助け合いの延長だとされ、その感性は現代人にも受け継がれています。

 『ケアの社会』を、ケアの必要な人に「誰が」「どこで」「何を」「どのようにする」かが制度化された社会と、人類の特性である“自発的な支援行動”とが調和した『共生社会』と定義すると、それは、家庭の中で家族同士が協力し合い助け合う喜びを知ることから始まるだとの認識を新たにしました。

2019年4月22日

家庭教育師・家庭教育アドバイザー

進路アドバイザー

石井 登


家庭教育における道徳教育

 この題名から皆様はどのようなことをイメージされますでしょうか。この題名は、私が東京都区立小・中学校PTAの区立中学校PTA連合会担当会長を務めさせていただいた平成24年度に家庭教育学級を開催させていただくにあたり、講師の先生にお願いさせていただいた演題でした。ご講演は次のような内容でした。

 

      家庭教育における道徳教育

 

  一学校・家庭・地域が連携した道徳教育一

 

子どもは、家庭で育ち、学校で学び、地域で生かす。

 

○学校における道徳教育(省略)

 

○家庭における道徳教育(抜粋)

 

1,家庭を心の安まる場に − 家庭ならではの特色

 

 家族のぬくもりを感じられる家庭作りを心掛ける。その中で、子どもは親に対し、尊敬と信頼と感鮒の気持ちをもつようになり、明日への活力のもとになる。子どもは愛情を身に感じたとき、自分も他の人に愛情をもって接するようになる。

 

2,子どもの「社会化」(しつけ)を − 学校における「道徳的実践の指導」に対応

 

 親は、子どものよいモデルである必要がある。家庭で手伝いをしたり自分の役割を果たしたり、あるいは親と地域のさまざまな活動に参加したりする体験を通して、子どもたちはやれたという成就感を味わい、自信がつき、力を合わせることの大切さやルールを守ることの意味などを学ぶ。「人の役に立ったという喜び」が心の内からわき上がる真の喜びであるという。

 

3,子ども自身が価値に根ざしたしっかりとした考えを持つように − 学校における「道徳の時間の指導」に対応

 

 子どもと、日々のニュースやドキュメントなどに出てくる人々の行為や生き方について、考えや感動・憤りなどを交換し合うようにする。親が「私はこう考えるが、○○はどうか。」と、子どもと語り合うきっかけを作るとともに、子どもが自分の考えをしっかり持つようにすることも大切である。

 

○社会における道徳教育(省略)

 

(以上、ご講演内容)

 

 インターネットで『家庭教育』を検索すると、文部科学省の『家庭教育ってなんだろう? | 子供たちの未来をはぐくむ 家庭教育』がヒットし、そこには「家庭教育は、すべての教育の出発点。」と記載がありますが、皆様は『教育』というとどんな教育を思い浮かべますでしょうか。

 

 平成18年に全面改定された『教育基本法』には、『家庭教育』の他には、義務教育、普通教育、学校教育、私立学校教育、幼児期の教育、社会教育、政治教育、宗教教育がでてまいります。『道徳教育』という言葉は出てまいりませんが、(教育の目標)第二条の一に『幅広い知識と教養を身に付け、真理を求める態度を養い、豊かな情操と道徳心を培うとともに、健やかな身体を養うこと。』とあり、『情操教育』と共に『道徳教育』が教育の目標を達成するために重要な教育であるように明示されております。

 

 『道徳教育』としては、平成20年度版学習指導要領の第1章総則第1教育課程編成の一般方針の2に次の記載があります。

 

 「学校における道徳教育は,道徳の時間を要として学校の教育活動全体を通じて行うものであり,道徳の時間はもとより,各教科,外国語活動,総合的な学習の時間及び特別活動のそれぞれの特質に応じて,児童の発達の段階を考慮して,適切な指導を行わなければならない。」

 

 家庭における道徳教育も同様に、例えば一家団欒の時間を要として家庭の教育活動全体を通じて、発達の段階を考慮して,適切な指導を行うのがよいのでしょうか。

 

 さて、『学校教育における道徳教育』は、今年度(平成30年度)から「特別の教科 道徳」が全面実施され、『道徳教育』は『道徳科教育』と呼ばれ、その充実は、いじめの防止に向けて大変重要であると切望されています。

 

 私が在住している品川区では、教育の目的及び目標の達成を目指しつつ,一人一人の児童・生徒が,自分のよさや可能性を認識するとともに,あらゆる他者を価値のある存在として尊重し,多様な人々と協働しながら様々な社会的変化を乗り越え,豊かな人生を切り拓き,持続可能な社会の創り手となることができるようにするため、道徳科教育を包含する『市民科教育』要領が記載された「品川区小中一貫教育要領」が、今年の3月に、平成三十二年四月一日から(ただし,第七学年以降の教育課程については,平成三十三年四月一日から)の施行に向けて全部が改定されて「品川区立学校教育要領」となりました。

 

 父母その他の保護者が、学校教育における道徳科教育や市民科教育についても学び、子の教育について第一義的責任を有する『家庭教育者』として『家庭教育における道徳教育』について主体的に考え、語り合い、もっともっと子どもたちの幸福を追究していける教育環境を共に整備していきませんか。

                                                                            2019年1月23

家庭教育支援協会理事

尾形有三


感想

 第一子が小学校に入学した時から、学校の図書ボランティアに登録している。転勤に伴う3つ目の小学校で末っ子が卒業したが、そのままOBとして登録は続けている。

 担当の決め方や記録の残し方等々、学校によって活動内容はさまざまである。しかし、絵本の読み聞かせのルールというか決まり事というのはどこでも共通だ。絵本の持ち方やめくり方等の動作について。何年生にどんな内容が向いているかとか、逆に学校での読み聞かせにふさわしくない内容はどうだとか。読むスピードや目線やあれやこれや。。。その中に“感想を聞かない”というものがある。

 国語の授業とは異なり、あくまでお話の世界を子どもたちに届けるのが読み聞かせの目的だ。読み手は声色を使ったりしない。紙芝居とは異なるのだ。あくまで絵本が主役でその内容を伝えることだけを心掛ける。そして、子どもたちがどう感じとってくれたかは、○×や点数がつけられるものではないのでそのままそっとしておく。

 ネットを検索してみても“子どもの心の中に広がった世界を大切にして、絵本の余韻を楽しめるように”とか“感想を聞くことはなるべく避け、物語の余韻を楽しむように”と書かれている。そう、余韻は一人一人がかみしめるものなのだ。

 

 この度私は、美術館のボランティアにも登録した。市内全小学校の四年生に、この美術館を訪ねる授業が組み込まれている。各学校それぞれ7,8人のグループを作ってくるので、そこにボランティアが一人ずつつき、1時間一緒に展示作品を見て回る。

 小学生の相手は慣れてるわ…と軽く考えて登録した私であるが、活動前にけっこう長時間の講習を受けた。そこでこの活動の目的が、子どもたちから様々な発見や気づきを引き出すことだと知った。つまり、子どもたちにどんどん発言をしてもらうというのだ。絵本の読み聞かせとはまったく逆で、子どもたちからのアウトプットを重視するのだ。

 この美術館の展示対象は現代美術である。正直私もよくわからない作品が多い。もちろん読み聞かせ同様、感想に○×や点数の評価はない。どう感じようと自由なのだが、とにかく言葉にして表現してもらわねばならない。どの学校の子どもたちもみな素直に反応してくれるので、最初の発言を引き出すことは比較的簡単だ。しかし、私はそれらを聞くばかりでさらなる気付きを促すようなさらなる働きかけができない。そこに苦労している。

 図書ボランティアはもう10年以上経験しているが、美術館ではまだ1ヵ月である。小学生相手という点は同じとはいえ、まったく異なる活動に足を踏み入れてしまったので、これから新たな勉強や工夫を重ねていかなければならない。次の転勤までにあと何回活動できるかわからないが、どちらも積極的に取り組んでいきたい。

2018年12月31日

家庭教育アドバイザー

沖 由香子


住み慣れた地域に住み続ける〜地域再生の時代へ

 お尋ねします!「あなたは、お住いの地域にどのくらいの関わりがありますか?」それからもう一つお尋ねします。「あなたは、今お住いの地域にできれば人生の最後まで住み続けたいですか?」

 日本の人口の推移は、平成28年10月内閣府の発表によると、我が国の総人口は平成28(2016)年10月1日現在、1億2,693万人65歳以上の高齢者人口は3,459万人。65歳以上を男女別にみると、男性は1,500万人、女性は1,959万人で、性比(女性人口100人に対する男性人口)は76.6。総人口に占める65歳以上人口の割合(高齢化率)は27.3%。今後はますます高齢化率が上昇し、生産年齢(15歳〜64歳)といわれる層が減少の傾向にあります。

 この様な中、「住み慣れた地域にいつまでも安心して住み続けることができる仕組みづくり」を国は進めていこうとしています。切れた電球の取り換えや、庭木の剪定、草むしり、ゴミ出しの手伝いといった生活面での支援を地域の取り組みとして行うことや、地域の中で、運動や趣味の会、そしておしゃべり会やお食事会をするなど、外出による介護予防です。地域の中には既に様々な取り組みを行っているところもあります。担い手になり、地域住民のために動いている方がたくさんいるのです。ボランティアと聞くと大変そうなイメージがありますが、私自身地域に出て地域の皆さんから学んだことは、ボランティアは自分自身のために行うものでもあるということです。地域の取り組みにボランティアとして参加することで、地域とつながりが出来、自分の健康維持にもなるのです。

 

 先月、私が担当している地域でのお話です。100歳の女性がボランティアで折り紙の先生として地域の子どもから高齢者まで参加したイベントがありました。その日は総勢50名を超す人が集まり、先生の指導の下折り紙を折って楽しみました。帰り際、小学生の女の子が先生にお礼にと、折り紙で作った小さなボックスをプレゼントしていました。先生も大喜びでした。

 どこの地域も、住み慣れた地域にいつまでも安心して住み続けることができる様になる様、こうした仕組みづくりをこれから早急に進めていく必要があります。地域での取り組みに子どもが小さなうちから参加したり、親子でボランティアに参加したりすることは、地域の中での多世代交流にもなり、親以外からも学ぶ機会が増えると同時に子どもも高齢者もお互いの見守りにも繋がることになるでしょう。

 「住み慣れた地域に住み続ける」。地域の取り組みは他人任せにせず、お互い様の気持ちでみんなが「出来ること」をする!地域再生の時代がやってきました。

2017年12月3日

家庭教育アドバイザー ゆきこ