家庭教育支援協会
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住み慣れた地域に住み続ける〜地域再生の時代へ

 お尋ねします!「あなたは、お住いの地域にどのくらいの関わりがありますか?」それからもう一つお尋ねします。「あなたは、今お住いの地域にできれば人生の最後まで住み続けたいですか?」

 日本の人口の推移は、平成28年10月内閣府の発表によると、我が国の総人口は平成28(2016)年10月1日現在、1億2,693万人65歳以上の高齢者人口は3,459万人。65歳以上を男女別にみると、男性は1,500万人、女性は1,959万人で、性比(女性人口100人に対する男性人口)は76.6。総人口に占める65歳以上人口の割合(高齢化率)は27.3%。今後はますます高齢化率が上昇し、生産年齢(15歳〜64歳)といわれる層が減少の傾向にあります。

 この様な中、「住み慣れた地域にいつまでも安心して住み続けることができる仕組みづくり」を国は進めていこうとしています。切れた電球の取り換えや、庭木の剪定、草むしり、ゴミ出しの手伝いといった生活面での支援を地域の取り組みとして行うことや、地域の中で、運動や趣味の会、そしておしゃべり会やお食事会をするなど、外出による介護予防です。地域の中には既に様々な取り組みを行っているところもあります。担い手になり、地域住民のために動いている方がたくさんいるのです。ボランティアと聞くと大変そうなイメージがありますが、私自身地域に出て地域の皆さんから学んだことは、ボランティアは自分自身のために行うものでもあるということです。地域の取り組みにボランティアとして参加することで、地域とつながりが出来、自分の健康維持にもなるのです。

 

 先月、私が担当している地域でのお話です。100歳の女性がボランティアで折り紙の先生として地域の子どもから高齢者まで参加したイベントがありました。その日は総勢50名を超す人が集まり、先生の指導の下折り紙を折って楽しみました。帰り際、小学生の女の子が先生にお礼にと、折り紙で作った小さなボックスをプレゼントしていました。先生も大喜びでした。

 どこの地域も、住み慣れた地域にいつまでも安心して住み続けることができる様になる様、こうした仕組みづくりをこれから早急に進めていく必要があります。地域での取り組みに子どもが小さなうちから参加したり、親子でボランティアに参加したりすることは、地域の中での多世代交流にもなり、親以外からも学ぶ機会が増えると同時に子どもも高齢者もお互いの見守りにも繋がることになるでしょう。

 「住み慣れた地域に住み続ける」。地域の取り組みは他人任せにせず、お互い様の気持ちでみんなが「出来ること」をする!地域再生の時代がやってきました。

2017年12月3日

家庭教育アドバイザー ゆきこ


だしまきたまご

漫画家の西原理恵子さんが「卒母」を宣言し

長年の連載「毎日かあさん」の最終回を迎えたことが

マスコミに大きく取り上げられました。

以前から「毎日かあさん」ファンの私

真似をしたわけではないのですが今年の夏

めでたく私も「卒母」宣言!

24年間の子育てにピリオドを打つことができました。

 

 

息子は高校1年生で部活をドロップアウトしてしまいました。

先輩との関係をうまく作ることができずに悩んでいたようです。

母親である私の焦りは事をさらに悪化させてしまい

息子は不登校になりました。

更に焦った私は息子に過干渉となり結果

息子はひきこもりになりました。

なんということでしょう。

家庭教育を学び自身の子育て方法の間違いに気づいたとはいえ

息子が成長するスピードに

母親としての私の成長スピードは追いつけずじまい

毎日のように泣き

親としての自信をどんどん喪失していくばかり

やがて

諦めることが必要であることに気づきました。

息子が部活に復帰すること

息子が他の子と同じように登校すること

息子が明るく元気であること

息子が私の言うことを聞くこと

そのようなことを諦めて

次のようなことを受け入れました。

息子の言うこと

息子のやること

息子のやらないこと

「だしまきたまご」を唱えながら実践した「育て直し」は

おおよそ10年という歳月を要しました。

息子は今年24歳になりました。

そして私は「卒母」を宣言!

親子関係は続きますが子育てはひとまず完了!です。

これからも適度な距離を保ちながら親子関係を楽しんでまいります。

 

むずかしいお年頃

「思春期」を迎えたお子様との関係にお悩みの方へ贈ります。

「育て直し」の愛言葉

だ・・・黙る

し・・・信じる

ま・・・待つ

き・・・聴く

た・・・他人を変えることはできない

ま・・・任せる

ご・・・going my way 他人と比べない

2017年10月16

家庭教育師・家庭教育アドバイザー

荒川区社会教育サポーター

フィットネスインストラクター

木村 孝子


「放課後児童クラブ」の開所

 「思い立って」というとあまりに軽いが、人生最後に取り組む仕事として「思い立って」民営の「放課後児童クラブ(学童保育)」を始めた。

 国は女性の社会進出を促進するため、女性支援の一環として「放課後児童健全育成事業」(放課後児童クラブ)要綱を策定し地方自治体が事業を実施している。この事業は女性支援と子供支援の二本柱となっている。

 放課後児童クラブの登録者数は年々増えて飽和状態にあり、それに対応してこの事業を行う社会福祉法人やNPO法人、学校法人などが増えてきているもののそれでも足りない状況が続いている。

 

 それほど広くないスペースに大勢の児童が、保護者が迎えに来るまで放課後の時間を過ごしている。この時間は学校教育の時間ではないため、放課後を安全に、自由に過ごし、遊びを通して自主性、社会性、創造性を培い、児童の心身の発達を図ることが原則となっており、宿題をすることを促すことはない。従ってこの時間に宿題などをする児童はほとんどいない。

 

 近年、核家族化や地域社会とのつながりの希薄化、女性の社会進出などによって、子供を持つ家庭は家事、育児など生活上の負担が大きくなってきている。このような事情が根底にある中、保護者は帰宅後に宿題等の学習を見る時間を作らねばならない。しかし、限られた時間の中ではその時間を確保できずにいるようだ。そのせいなのか、低学年ですでに落ちこぼれていく児童が珍しくないと聞いている。保護者の不安も大きい。

 将来子供がどのように生きるとしても小学校低学年の学力はその核となる。学力の低下を見過ごしてはならない。

 

 そこで、「家庭教育型アフタースクール」を開所し、子供の放課後の時間を充実させ共働き家庭の「家庭の質」の向上を目指したいと思ったのだ。ここでは宿題のほか不足している学力を補い、生活上の知識や知恵を学び、異年齢の仲間との遊びを通して「生き抜く力」を育てたいと考えている。もちろん放課後児童健全育成事業の趣旨の範囲内で、である。

 

 ところで、ボランティア要素の強いこの事業を行うには補助金の交付を受けることが大前提である。またきめ細かな対応を考えれば少人数制をとるしかない。しかし小規模事業(9人以下)の場合の補助金は少なく、事業の継続を考えると最低12人以上受け入れなければならない。それでも黒字経営は望めそうもない。前途多難である。

 それでも見切り発車で、場所を確保し、NPO法人を立ち上げ、様々な条件を満たし、何とかアフタースクールの開設にこぎつけた。

 立ち上げたのが遅かったためと告知が旨く出来なかったため今年度の申し込みはゼロで、仕方なく夏休み期間のみの受け入れを行ったところ、6名の申し込みがあった。これも告知の仕方を失敗したため問い合わせの数は思ったより少なかった。しかし現在の体制ではこの人数がちょうどよかった。

 

 余談になるが、保護者の話では、夏休みのみの受け入れはどこもしないため諦めて仕事をやめようかと思っていたそうである。夏休みの受け入れをしないのには理由がある。もちろん定員いっぱいという場合もあろうが、長期休暇中は1日11時間以上預かる(平時は3時間ほど)が、補助金申請の際、長期休暇のみの利用の児童1人は0.1人の計算となるため採算が取れないのである。

 日頃は祖父母が預かるが長期休暇では負担が大きすぎるので断られるというケースや、小学校入学を機にパート勤めを始めたが、結局小1の壁を乗り越えられなかったというケースがある。これでは子供を持つ女性がキャリアを積むことは難しい。長期休暇期間の子供と女性の支援対策を講じなければ「女性が輝く社会」は絵に描いた餅ではないだろうか。

 

 ともあれ、手探り状態で夏休み期間のスケジュールを組み、子供たちを第一に考え、勉強に遊びに、精一杯の毎日だった。幸い子供たちは全員ここへ来ることを最優先にして楽しんでくれた。私は疲労困憊し、いくつかの反省点も見つかったが、子供たちも私も楽しい夏を送ることができた。

 しっかりとしたリサーチもなく勢いで始めた事業で、問題は山積しておりどこまで頑張れるか不明だが、試行錯誤しながら少しでも家庭の質の向上に貢献出来たら本望である。

 

追伸

下記HPアドレスを記載します。

ご覧いただければ幸いです。

 

NPO法人まなびや

家庭教育型アフタースクール しみずまち

https://www.afterschoolmanabiya.com/

2017年9月11日

家庭教育アドバイザー

認定心理士

  北島眞由美 


尾形家の家庭教育

 両親や祖父母から学んだことや我が家での教育方針を振り返り、尾形家の家庭教育について改めて考えてみました。私自身は、愛知県豊田市の実家で三男として生まれ、中学校卒業まで実家で暮らし、県内の進学高校に通うために故郷を離れて一人暮らしをし、大学進学とともに上京し、そのまま東京に住みつづけております。

 

 実家は家業として、本、薬、文房具、日用品、たばこを取り扱う商店を営んでおり、店名は『尾形誠意堂』といい、明治22年創業ですので今年で128年になります。その前は町医者でしたが、後継ぎが後を継げなくなり、その弟が『尾形誠意堂』として薬屋を創業し、その創業者の子どもが本屋を始め、創業者の孫の代で新聞配達もし、兄が5代目店主として家業を引き継いでおります。店には店名の大きな看板が掲げられ、学校帰りに毎日『誠意』という文字を見ては、それが尾形家の家訓というか先祖からの教えであると物心ついたころから認識しておりました。

 

 せい‐い【誠意】

 − 私利・私欲を離れて、正直に熱心に事にあたる心。まごころ。(デジタル大辞泉)

  − good faith(Weblio辞書)

 

 〜 自分の利益を第一に考え、それを満たそうとする気持ちから離れて、道理や道徳・法律・作法などにかない、規範や規準に対して乱れたところやうそや偽りがなく、ある物事に深く心を打ち込んで事にあたる心で、他人のために尽くそうという純粋な気持ち 〜

 

 私が小学生の頃には、『お客様は神様です。』が流行しましたが、私の父母もそのようにお客様に丁寧に接する姿を見て、私も本や文房具を買いにくる友人や先輩後輩を『お客様 = 神様』と捉え、人を敬う大切さを家業から学びました。本屋であったこともあり、母から薦められて、世界文学全集や世界の偉人の伝記を読み、発明発見や学ぶことの大切さを学び、祖父からは世界平和や国際親善、祖母からは命の大切さ、父からは交通安全や防災や健康の大切さについて学びました。また、夕方から夜にかけて、父が商品の配達に出かけると、来客対応する母の代わりに夕食の買い物や夕食づくりや後片付けも担当し、生活のために必要な習慣を身に付ける機会には恵まれたと感じております。

 

 我が家の教育方針としては、お恥ずかしいことに平成22年の息子が通う小学校PTA主催の家庭教育学級でヒントを得て、『青少年が安全に安心してインターネットを利用できる環境の整備等に関する法律』の第六条(保護者の責務)に『自らの教育方針』という文言を見つけ、妻と話して慌てて掲げたものが、『憲法と法律に基づき、学校の教育方針、校則に沿って、憲法と法律を遵守できる成人に育てる。学校教育に支障のないように、校則を守れるように、育てる。』でした。その後は、『子の教育について第一義的責任を有するものであって、生活のために必要な習慣を身に付けさせるとともに、自立心を育成し、心身の調和のとれた発達を図るよう努める』ことを念頭に、『早寝早起き家族一緒に朝ご飯』、『学校、家庭及び地域住民等の相互の連携協力』等を意識して日々の家庭教育に奮闘しているところです。

 

 私が実家で学んだことと妻が実家で学んだことを融合して、本当に大切と思えることを子どもたちへ伝えていきたいと考えておりますが、『誠意』の解説の中にある、『自分の利益を第一に考え、それを満たそうとする気持ちから離れて、他人のために尽くそうという純粋な気持ち。』というものは、親が子の幸福な成長を願い想う気持ちから芽生え、親から子へ、そして子から孫へ家庭教育を通して受け継がれていくとよいものではないでしょうか。

 

2017年7月17日

家庭教育支援協会理事 尾形有三


 


VIVA ! 高齢社会!!

  厚労省「人口動態統計2015年」によると日本の老齢人口は総人口の26.6%で平均寿命は男性80.76歳、女性87.05歳。高齢化率は主要国(日,米,独,仏,中,韓,スウェーデン)中1位だったという。2025年には老齢人口は30%を超えると予想されています。私たちはこの高齢化日本をどのように評価すればいいのでしょう。

 かつて石原慎太郎氏が「文明がもたらしたもっとも悪しき有害なものはババアなんだそうだ。」と発言して大きなひんしゅくを買ったものですが、後に生物学者の福岡伸一氏は「ババア及びジジイの存在がもたらしたものこそが文明だったのである」と反論されています。二人の論拠はともに「生殖期間が終わった後も30年にも及ぶ“老後”がある生物は人間だけだ。」でした。

 老後の存在という人間の特性が、石原氏の言うように、有害(不利)なものであれば進化の過程で消滅していたはずです。しかし、現実として受け継がれている以上、人間にとっては有利な特性だと言うことです。福岡氏はその有利さについて「次世代の子育てを手伝い、知恵・知識を遺伝子とは別の形で手渡すことが、ヒトが生き延びる上で欠くことができない価値を持ったから。」と述べています。つまり、知恵や知識を次世代に伝え続ける文化を担ったジジイ、ババアがいることそのものが文明であると言うことです。

 とかく高齢社会といえば、何もできない無駄で金のかかる人間が多い、進歩のない暗い社会をイメージしがちです。しかし、存在そのものが文明であるジジ・ババの多い社会はそれだけ、受け渡すべき知恵や知識、体験が数多く多種多様にあると言うことでしょう。その分、それまでとは違って大きな可能性を秘めた明るい社会であると言えます。

 私自身、子どもの教育を生業としてきました。“教える”ということは、「知識」を「食べ物」に例えると、“知識を食べやすいように「美味しく」調理をして、より多く食べさせること”だと考えていました。つまり、たくさん食べさせることが健康に育つことになると考えていたのです。子ども自身が食べたいと思った時に、思ったものを、食べたいだけ食べさせた方が、結果的に、大人になった時に必要な栄養分が多く取れていることに気付いたのは、恥ずかしながら、50歳に手が届くようになってからです。「急がば回れ」の意味を実感させられました。以来、子ども達が自分の力で食べられるように、培い、時には背中をさすったり叩いたりしながら寄り添い、成長を見守ることが私の仕事だと思っています。

 本来、このような子どもの“学ぶ力”は、家庭の教育に依るところが大きく、保護者の理解が重要です。従って、私の「老後」は家庭教育という文化を次世代に伝える役目を担っていると言えるのでしょう。

 私以外にも、次世代に伝えておくべき知恵や大切なことを持っている老後世代の人はたくさんいる筈です。彼らが一歩前に出て、行動できたならば、世界で最も早く到来する日本の高齢社会は、希望に満ちた文明社会へと進化を遂げることでしょう。

 全ての高齢者たちよ、声高らかに叫ぼう  VIVA  高齢社会 !!

2017年6月12日

家庭教育師・家庭教育アドバイザー

進路アドバイザー

石井 登