家庭教育支援協会
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家庭教育における道徳教育

 この題名から皆様はどのようなことをイメージされますでしょうか。この題名は、私が東京都区立小・中学校PTAの区立中学校PTA連合会担当会長を務めさせていただいた平成24年度に家庭教育学級を開催させていただくにあたり、講師の先生にお願いさせていただいた演題でした。ご講演は次のような内容でした。

 

      家庭教育における道徳教育

 

  一学校・家庭・地域が連携した道徳教育一

 

子どもは、家庭で育ち、学校で学び、地域で生かす。

 

○学校における道徳教育(省略)

 

○家庭における道徳教育(抜粋)

 

1,家庭を心の安まる場に − 家庭ならではの特色

 

 家族のぬくもりを感じられる家庭作りを心掛ける。その中で、子どもは親に対し、尊敬と信頼と感鮒の気持ちをもつようになり、明日への活力のもとになる。子どもは愛情を身に感じたとき、自分も他の人に愛情をもって接するようになる。

 

2,子どもの「社会化」(しつけ)を − 学校における「道徳的実践の指導」に対応

 

 親は、子どものよいモデルである必要がある。家庭で手伝いをしたり自分の役割を果たしたり、あるいは親と地域のさまざまな活動に参加したりする体験を通して、子どもたちはやれたという成就感を味わい、自信がつき、力を合わせることの大切さやルールを守ることの意味などを学ぶ。「人の役に立ったという喜び」が心の内からわき上がる真の喜びであるという。

 

3,子ども自身が価値に根ざしたしっかりとした考えを持つように − 学校における「道徳の時間の指導」に対応

 

 子どもと、日々のニュースやドキュメントなどに出てくる人々の行為や生き方について、考えや感動・憤りなどを交換し合うようにする。親が「私はこう考えるが、○○はどうか。」と、子どもと語り合うきっかけを作るとともに、子どもが自分の考えをしっかり持つようにすることも大切である。

 

○社会における道徳教育(省略)

 

(以上、ご講演内容)

 

 インターネットで『家庭教育』を検索すると、文部科学省の『家庭教育ってなんだろう? | 子供たちの未来をはぐくむ 家庭教育』がヒットし、そこには「家庭教育は、すべての教育の出発点。」と記載がありますが、皆様は『教育』というとどんな教育を思い浮かべますでしょうか。

 

 平成18年に全面改定された『教育基本法』には、『家庭教育』の他には、義務教育、普通教育、学校教育、私立学校教育、幼児期の教育、社会教育、政治教育、宗教教育がでてまいります。『道徳教育』という言葉は出てまいりませんが、(教育の目標)第二条の一に『幅広い知識と教養を身に付け、真理を求める態度を養い、豊かな情操と道徳心を培うとともに、健やかな身体を養うこと。』とあり、『情操教育』と共に『道徳教育』が教育の目標を達成するために重要な教育であるように明示されております。

 

 『道徳教育』としては、平成20年度版学習指導要領の第1章総則第1教育課程編成の一般方針の2に次の記載があります。

 

 「学校における道徳教育は,道徳の時間を要として学校の教育活動全体を通じて行うものであり,道徳の時間はもとより,各教科,外国語活動,総合的な学習の時間及び特別活動のそれぞれの特質に応じて,児童の発達の段階を考慮して,適切な指導を行わなければならない。」

 

 家庭における道徳教育も同様に、例えば一家団欒の時間を要として家庭の教育活動全体を通じて、発達の段階を考慮して,適切な指導を行うのがよいのでしょうか。

 

 さて、『学校教育における道徳教育』は、今年度(平成30年度)から「特別の教科 道徳」が全面実施され、『道徳教育』は『道徳科教育』と呼ばれ、その充実は、いじめの防止に向けて大変重要であると切望されています。

 

 私が在住している品川区では、教育の目的及び目標の達成を目指しつつ,一人一人の児童・生徒が,自分のよさや可能性を認識するとともに,あらゆる他者を価値のある存在として尊重し,多様な人々と協働しながら様々な社会的変化を乗り越え,豊かな人生を切り拓き,持続可能な社会の創り手となることができるようにするため、道徳科教育を包含する『市民科教育』要領が記載された「品川区小中一貫教育要領」が、今年の3月に、平成三十二年四月一日から(ただし,第七学年以降の教育課程については,平成三十三年四月一日から)の施行に向けて全部が改定されて「品川区立学校教育要領」となりました。

 

 父母その他の保護者が、学校教育における道徳科教育や市民科教育についても学び、子の教育について第一義的責任を有する『家庭教育者』として『家庭教育における道徳教育』について主体的に考え、語り合い、もっともっと子どもたちの幸福を追究していける教育環境を共に整備していきませんか。

                                                                            2019年1月23

家庭教育支援協会理事

尾形有三